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【Report】映画『兄を持ち運べるサイズに』舞台挨拶付きプレミア上映会オフィシャルレポート

#邦画

11/28(金)の公開に先立ち、
主演の柴咲コウ、オダギリジョー、満島ひかり
青山姫乃、味元耀大、中野量太監督が
舞台挨拶付きプレミア上映会に登壇!



<Report>
いよいよ公開直前!
『兄を持ち運べるサイズに』
舞台挨拶付きプレミア上映会
イベントレポート

 公開を2週間後に控える映画『兄を持ち運べるサイズに』の舞台挨拶付きプレミア上映会が11月12日(水)にTOHOシネマズ新宿にて行われ、主演の柴咲コウ、共演のオダギリジョー、満島ひかり、青山姫乃、味元耀大、そして監督&脚本の中野量太が登壇した。
 
 満員の客席を見渡した柴咲は「本日は映画公開に先駆けて、皆さんにこのようにお目見えできて嬉しく思っております」と挨拶すると、「それと同じぐらい、本日オダギリさん、参加してくださって嬉しいです」と隣のオダギリに笑顔を向けた。柴咲が、「公開の3カ月くらい前から私たちはプロモーションをやってきて。この映画をどうやったら楽しんで見てもらえるかという風に、監督とひかりちゃんとで舞台挨拶をやってたんですけど、オダギリさんはずっといなかったんですよね」とその思いを語ると、「呼ばれなかったんですよ」とおどけてみせたオダギリ。「僕がいない時は(オダギリ演じる兄の)パネルをみんなで持っていたじゃないですか。あれはあれでかわいいなと思って見てましたし、今日はほぼはじめての参加みたいなものなので。頑張っていきたいなと思います」と意気込んだ。 


 本作でダメな兄を演じたオダギリは、以前に中野監督と組んだ『湯を沸かすほどの熱い愛』でもダメな父を演じていた。そんなオダギリのキャスティングについて中野監督は、「僕が知ってる中では“ミスターダメな人”を演じたら一番の人なので。オダギリさんしかいないなと思っていたんですよ」と明かし、会場は大笑い。その上で、「でもただダメなだけじゃなくて、最後に人間らしい温かさみたいなものを表現できる人はオダギリさんしかいない」と絶大な信頼を寄せている様子だった。
 
 オダギリも、「監督から今回の役はオダギリさんにピッタリですよと言われて。どういう捉え方をされてるんだろうなと思いましたが」と笑いながらも、「自分自身もダメなところはいっぱいあるし。社会に適合できないタイプの人間であると自覚しているので。監督の思うことも納得はできるんですけどね。でもこういう役だからこそ、自分のダメな部分や、許されない部分を許してもらいたいなと思いながら演じさせてもらってます」と語ると、隣にいた味元を見やりながら「いやいや、彼にだってできますから」と冗談めかし、笑いを誘った。


 兄の元妻・加奈子を演じた満島は、青山演じる娘・満里奈、味元演じる息子・良一との家族の空気感をつくるための空気づくりを行ったそうで、「(青山)姫乃ちゃんが初めてのお芝居だったので、身体がこわばっているように感じて。撮影前に『ちょっとハグしない?』と言って、2人で長い時間ハグをしたりしました」と明かす。青山は「ママって呼んでいいですか?」「タメ口で話してもいいですか?」と撮影前に満島に聞き、撮影期間中はずっと「ママ」と呼んでいたと明かした。

 一方、息子・良一役の味元とは、虫を通じてコミュニケーションを図ろうとしていたという。満島が「虫が好きかなと思って『ほら、虫だよ』と見せたら、『きゃー!』と逃げられて。すごい嫌いだったみたいで申し訳ないなと思いました」と笑いながら話すと、味元は「びっくりしました」と当時を振り返った。そんな味元が満島との距離が縮まったと感じた瞬間は、彼女が差し入れてくれたビスケットだった。「そのビスケットが僕も普段から食べてる好きなやつで。それを伝えた時の笑顔を見て、距離が縮まったなと思いました」と語る味元の姿に、会場も温かい雰囲気に包まれた。


豪華キャストの『今まで家族に聞けなかったこと』とは?

 イベントでは、本作のテーマにちなみ、「家族や近しい人だからこそ素直に聞けなかったこと、聞きそびれたこと」についてトークが展開された。まずは柴咲が、「特定の事というよりも、その時その時の素直な気持ちって家族に聞けてなかったなと思うし、自分も言えてなかったなと思う」と切り出すと、「日本人だから空気読んでいたというところもあったと思うし、多感な時期だからというのもあったと思うけど。本当は相手がどう思ってるのか聞きたかったけど、ちょっと怖くて聞けなかったなということがあります」と述懐。

 さらに、「それはだからシンプルに『愛してる』と言ってほしいというような、根源的なところはそこだと思うんですけど。でもつくづく自分は『好き』とか『愛してる』って全然言ってこなかったなと。それって本当に後悔になるなって思うんですよ」と語るも、「でもきっとまた同じ状況になったら、恥ずかしくて言えないとなると思うんです。だから本当に家族との距離って難しいというか、シンプルだったらいいのになあと今でも思います」とかみ締めるように語る。

 その言葉を聞いて「柴咲さんの話、最高じゃないですか。自分もそうだったなと思いながら聞いていました」と語るオダギリは、「やはり気を使っちゃいますよね、家族だからこそ。踏み込めないものもいっぱいありますし。どんな生き方をしていてもきっと後悔はすると思う。生きていくっていうことは、後悔を背負い続けるってことなんじゃないですか?」と哲学的な言葉で語り、会場を沸かせた。


 満島は対照的だったようで、「わたしは割と性格が素直なので。結構『アイラブユー』って言ってハグするような家庭で育ったんです」と語る。しかし、大人になるにつれて家族それぞれに違う人生があることに気づき、対話を始めているという。その上でドラマや映画などでいろいろな家族の形を演じるということに「すごく学びになるし、この映画を演じたこともきっと2、3年後にハッと気づくことがあるんだろうなと思います」と語った。

 

 さらに青山は「父や母の思い出話になった時に、その人にとってあまり良くない記憶だったらどうしようと思って、素直に聞けないことがあります」と明かすと、味元も「自分が言ったことも言葉のニュアンスによって伝わってなかったりすることがあって。家族だからこそちゃんと伝えることが大事なのかなって思ってます」と語るなど、大人っぽいふたりのコメントを聞いた満島は「現場でもふたりが本当に助けてくれたんです」としみじみ。柴咲も「支えられてるんですよ」と付け加えた。


 そして中野監督は、自身の両親に向けて、「22、3の時に親に『映画監督になるから金を出してくれ』と言って出してもらったんですけど、本当にこの子が映画監督になると思って出してくれたのか。それを聞いてみたいんですが、まだ聞いたことないんです」と聞けなかったことについて語り、会場を沸かせた。


 そんなイベントもいよいよ終盤。最後のコメントを求められた柴咲は「壮大なSF映画です、というわけではないので。だからこそ3カ月前からジワジワと皆さんに披露してきたんですが。皆さんの声でも、評価をするということではなく、自分の気持ちを吐露したくなるという、そういう不思議な映画に仕上がっているんじゃないかなと思いますし、わたし自身がいち観客だとして、普段レビュー書くような人間ではないのですが、書いてしまうと思うんです。そういう不思議な魅力がある映画だと思います」と語ると、本作を観た感想を拡散してほしいと呼びかけた。

 そして中野監督も「この映画は見てもらって、皆さんに育ててもらう映画だと思っているので。思ったことを、思っただけ皆さんのまわりの人に伝えてもらって。この映画を広めてもらえれば嬉しいです。今日集まったこの6人、本当にそれぞれの魅力をちゃんと引き出せて撮ったと思っています。ちゃんとそれぞれの思いに思いを馳せながら見れるように撮っているつもりです。誰に感情移入するか、というのも面白いと思いますし、人によって違うと思います。そういうことを感じながら、でも一番は本当に楽しんで見てもらえればいいなと。決して『家族はこうだ』というような大仰にえらそうな映画ではありません。皆さんの映画にしたつもりです。どうぞこの映画を愛していただければ嬉しいです」と会場に呼びかけた。

 さらに、11月28日(金)の全国公開に先立ち、TOHOシネマズ日比谷・TOHOシネマズ梅田にて、11月21日(金)から先行上映が決定が発表された。先行上映期間中は、本編前に特別映像が上映され、柴咲・満島・中野監督のスペシャルトークを見ることができるQRコード付きのビジュアルカードも配布される。11月23日(日)には梅田と日比谷両劇場で中野監督が登壇する舞台挨拶が決定。
詳細は 映画公式サイト をご確認ください!


ストーリー

理子の元に突然かかってきた警察からの電話。
何年も会っていない兄が、死んだという知らせだった。
発見したのは、兄と住んでいた息子の良一だという。
「早く、兄を持ち運べるサイズにしてしまおう」
東北へと向かった理子は、警察署で7年ぶりに兄の元嫁・加奈子とその娘の満里奈と再会する。
兄たちが住んでいたゴミ屋敷と化しているアパートを片付けていた3人が見つけたのは、壁に貼られた家族写真。
子供時代の兄と理子が写ったもの、兄・加奈子・満里奈・良一の兄が作った家族のもの…
同じように迷惑をかけられたはずの加奈子は、兄の後始末をしながら悪口を言いつづける理子に言う。
「もしかしたら、理子ちゃんには、あの人の知らないところがあるのかな」
もう一度、家族を想いなおす、4人のてんてこまいな4日間が始まったー。


 

作品概要

◎タイトル:『兄を持ち運べるサイズに』
◎原作:「兄の終い」村井理子(CEメディアハウス刊)
◎脚本・監督:中野量太
◎キャスト:柴咲コウ オダギリジョー 満島ひかり 青山姫乃 味元耀大
◎制作プロダクション:ブリッジヘッド/パイプライン
◎公開表記: 11月28日(金)公開
◎製作幹事:カルチュア・エンタテインメント
◎配給:カルチュア・パブリッシャーズ
◎映画公式サイト

https://www.culture-pub.jp/ani-movie/
◎映画SNS:[X]
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◎映画SNS:[Instagram]
https://www.instagram.com/ani_movie1128
◎推奨ハッシュタグ:#兄サイズ #兄を持ち運べるサイズに

 

11月28日(金)より
TOHOシネマズ日比谷ほか、全国ロードショー

 

©2025「兄を持ち運べるサイズに」製作委員会

映画『兄を持ち運べるサイズに』公式サイトはコチラ!
原作『兄の終い』公式サイトはコチラ!

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