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『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』情熱的で数奇な運命を⽣きた⼥性リー・ミラーとは?

#洋画
トップモデルから20世紀を代表する報道写真家に
情熱的で数奇な運命を描いた実話が遂に映画化!

NY、パリ、ロンドンそして戦場へ
ケイト・ウィンスレットを突き動かした
情熱的で数奇な運命を⽣きた⼥性
リー・ミラーとは?
 
『シビル・ウォー アメリカ最後の日』主人公のモデルにもなった実在したひとりの女性、リー・ミラーの情熱的で数奇な運命を映画化した『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』が5月9日(金)より公開決定!

情熱的で数奇な運命を⽣きた⼥性リー・ミラーとは?

本作で描かれるのは、写真家として戦争の最前線を駆け抜け、20世紀を代表する報道写真家となり、その名を歴史に刻んだリー・ミラーの⼈⽣。主演であり製作総指揮として、リー・ミラーの⼈⽣を映画化することに情熱を注いだケイト・ウィンスレット。8年以上の歳⽉をかけて本作を完成させた彼⼥は、なぜ、そうまでしてリー・ミラーという⼀⼈の⼥性に夢中になったのか。

コンデ・ナスト本⼈に⾒出され、『VOGUE』誌を始めとする雑誌などでトップモデルとして活動していたリー・ミラー。時の天才たちを魅了する唯⼀無⼆の輝きを放ち、多くの⼈々を魅了していたが、男性たちの視線に晒され、レンズ越しに詮索されることに嫌気がさして写真家へと転⾝。NYからパリに移り、マン・レイの元でシュルレアリスム・フォトグラフィーを学ぶことになる。そして、マン・レイとともに偶然、ソラリゼーションと呼ばれる技法を発⾒した功績がある。その後、さらに才能を開花させた彼⼥は⾃⾝のスタジオを構え、写真家としても成功を掴むが、そのわずか数年後に第⼆次世界⼤戦が勃発する。

▼リー・ミラー本⼈の写真 © Lee Miller Archives, England 2025. All rights reserved.

当時ロンドンへと渡っていたリーは、戦時中、すべての⼥性に求められていた、じっと座って「⼥として貢献しろ」という⾵潮を拒み、戦争の最前線という男性社会にカメラを持って⾶び込んだ。かつて、⾃⾝がモデルとして表紙を飾っていた『VOGUE』誌を通し、世界に向けて真実を伝えるために。
彼⼥を突き動かしたのは、“真実を伝えたい”という強い想い。その想いと使命感を持って戦地へと赴いたリーは、声なき犠牲者たちの惨状と⼥性たちや⼦どもたちへの深い理解に加え、脆さと残酷さを繊細に捉えた歴史的写真の数々を現代に残している。中でも、1945年ヒトラーが夫⼈と共にベルリンで⾃死した当⽇、ミュンヘンにあるヒトラーのアパートの浴室で、リー⾃らが被写体となり撮影されたヒトラーの浴室のリー・ミラーや、世界で始めてナパーム弾を捉えた写真は、彼⼥の代名詞でもあり、20世紀の歴史の⼀部を象徴する写真として記録されている。さらに、ブーヘンヴァルト強制収容所とダッハウ強制収容所が解放されたまさにその⽇、現地に初めて⾜を踏み⼊れたカメラマンの⼀⼈として、恐ろしく切迫した光景をカメラに収め、⼈間が持つ脆さと残酷さを克明に記録、20世紀を代表する写真家として歴史にその名を刻みこんだ。


使命感に溢れ、次々に訪れる困難に⽴ち向かい、情熱的でエネルギーに溢れたリー・ミラーだからこそ、捉えることのできた歴史的真実とその数奇な運命を知ったウィンスレットは、「どうして今まで誰も彼⼥のことを映画にしなかったのか?」という切実な想いに駆られ、リーの息⼦と何年にも渡る丁寧な交流を交え、書物を読み、リー・ミラーのアーカイブ全てを閲覧し、徹底的なリサーチを経て、満を持しての映画化に挑んだのである。


リー・ミラー役として本作に出演するウィンスレットは「とにかく私は彼⼥に惹かれた。彼⼥の⽣き⽅、周りの声に振り回されない強さ、彼⼥の選択や考えに。そして⾃分の感情に素直なところや、⼥性たちと繋がる能⼒など彼⼥のすべてに。さらには起こっている真実を明らかにし、真実を伝え、周りの⼈にも⾏動を促せる能⼒と姿勢には、私もそうありたいと思った。しかもリー・ミラーは私よりもずっと前の時代からそれを成し遂げていた。そして誰よりも優れていた。もちろん私よりも。私が⼼から尊敬し、憧れ、そうなりたいと思える⼈物を演じることができるのはとても名誉なこと」と、リーについて、そして本作でリー・ミラー役を演じられたことの喜びを明かしている。


リー・ミラーは、より多くを知り、より多くを学び、⾃らを進化させるため、固定概念から⾃由になりたいという願望に従い、⾃⼰改⾰を通じて多彩な⼈⽣を⽣き抜いた。⼥性たちのリーダーであろうとしたリーの有名な⾔葉に、「写真を撮られる側ではなく、撮る側でありたい」というものがある。ウィンスレットが彼⼥のストーリーを伝え、彼⼥の優れた功績や、彼⼥が経験した圧倒的な感情のうねりを多くの⼈に知ってもらいたいと願ったのも不思議ではない。

トップモデルから20世紀を代表する報道写真家としてその名を歴史に刻んだリーミラー。彼⼥はいかにして従軍記者になったのか、戦争の前線で⽬撃した真実、⼈⽣をかけて遺したものとは⼀体何だったのか──。20世紀を代表する最も偉⼤な⼥性報道写真家、リー・ミラーの知られざる⼈⽣を描く『リー・ミラー彼⼥の瞳が映す世界』は5⽉9⽇(⾦)より⽇本公開です。今後の続報にご期待ください!

▽作品情報
『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』

■あらすじ
「傷にはいろいろある。見える傷だけじゃない」
1938年フランス、リー・ミラー(ケイト・ウィンスレット)は、芸術家や詩人の親友たち──ソランジュ・ダヤン(マリオン・コティヤール)やヌーシュ・エリュアール(ノエミ・メルラン)らと休暇を過ごしている時に芸術家でアートディーラーのローランド・ペンローズ(アレクサンダー・スカルスガルド)と出会い、瞬く間に恋に落ちる。だが、ほどなく第二次世界大戦の脅威が迫り、一夜にして日常生活のすべてが一変する。写真家としての仕事を得たリーは、アメリカ「LIFE」誌のフォトジャーナリスト兼編集者のデイヴィッド・シャーマン(アンディ・サムバーグ)と出会い、チームを組む。そして1945年従軍記者兼写真家としてブーヘンヴァルト強制収容所やダッハウ強制収容所など次々とスクープを掴み、ヒトラーのアパートの浴室でポートレイトを撮り戦争の終わりを伝える。だが、それらの光景は、リー自身の心にも深く焼きつき、戦後も長きに渡り彼女を苦しめることとなる。

監督:エレン・クラス
製作:ケイト・ウィンスレット、ケイト・ソロモン
出演:ケイト・ウィンスレット、アンディ・サムバーグ、アレクサンダー・スカルスガルド、マリオン・コティヤール、ジョシュ・オコナー、アンドレア・ライズボロー、ノエミ・メルラン
配給:カルチュア・パブリッシャーズ 原題:LEE イギリス| 2023 | 116分 |英語、フランス語 翻訳:松浦美奈
© BROUHAHA LEE LIMITED 2023

公式サイト:https://culture-pub.jp/leemiller_movie
公式 X:@leemiller_movie

5⽉9⽇(⾦)TOHO シネマズシャンテほか ROADSHOW
公式サイトはこちら!

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