ロマンスは必然に




心に傷を負った客室乗務員スンジン役には日本でも“ラブコメの女王”として高い人気を誇るキム・ソナ。“キム・ソナ作品にハズレなし”と称されるほど、どんなジャンルの作品でも魅力的なキャラクターを作り上げてヒットに導いてきたキム・ソナ。本作でも大胆かつもろい心の持ち主でもあるスンジンの二面性を見事に演じきり、視聴者の共感を大いに誘った。一方、スンジンと大人の恋愛を繰り広げるムハン役にキャスティングされたのは「私の人生の春の日」以来4年ぶりのドラマ出演となるカム・ウソン。ミドルエイジでもラブシーンが脂っこくならないのは、草食系のイメージを持つ彼だからこそ。孤独だったムハンがスンジンと出会って変わっていく姿を、静かに語りかけるような口調と、内面からあふれ出すまなざしの演技で表現しているのも圧巻だ。本作で2人はそろって2018 SBS演技大賞の大賞を受賞。さらには抜群の相性が評価されてベストカップル賞にも輝いた!
スンジンとムハンのロマンスが本格的に始まるまでの前半はラブコメモード。見合いの席に山男のような姿で現れたムハンに最悪のイメージを持ちながらも、資産持ちだと知ると手のひらを返すスンジンに対し、真意が読めないまま不可解な行動をとるムハン…。ぎくしゃくしてなかなか進展しない2人に思わず笑ってしまう。しかし!徐々に2人の過去が明かされてゆくと、せつなくも心温まる純愛モードへ。出会うべきではなかった2人が、偶然の繰り返しによって縁を結び、やがてその偶然が必然であると知ったとき、感動の涙に包まれる!
韓国で初回放送から視聴率10%を記録し、特に30代以上の女性視聴者の心を最終回まで魅了し続けた本作。「私の恋愛のすべて」「3度結婚する女」など女性の心理を描いたドラマに定評がある演出家ソン・ジョンヒョンと、「愛人がいます」「きらきら光る」などのヒット作を生み出した脚本家ペ・ユミが初のタッグを組み、大人のための極上なラブロマンスを完成させた。大人だからこそのかけひき、プライド、遠慮が邪魔をして、不器用になり、すれ違ってしまう恋愛模様を絶妙に描き出す。また、OSTにはポール・キムをはじめ、イェソン(SUPER JUNIOIR)、ジンソル(April)、クォン・ジンウォン&ルナ(f(x))、フィソンと豪華歌手たちが参加し、ドラマに花を添えている。
バスで音楽を聞きながら眠ってしまったスンジンを起こさないように終点まで見守るムハン。ムハンの告白にスンジンもうなずく。
スンジンとの恋愛に二の足を踏んでいたムハンだったが、スンジンとプラトニックな一夜を過ごした後、心境の変化が。ムハンのこの言葉から本格的にロマンスがスタート。
旅行に行く道中の休憩所で間違えて違う車に乗ってしまったスンジン。若い男と車に乗っているのを目撃したムハンの嫉妬がさく裂。普段は大人クールなムハンがこの時ばかりは子どものようで可愛い♡
天文台で星を見る2人。星を見て感動するスンジンを抱きしめるムハン。
離婚してもなお、スンジンを気にかけるギョンスに悩みがつきないジミン。スンジンを敵対視するジミンだが、なんだかんだいってもギョンスを理解している。2人の想いはスンジンが幸せになることで共通しているのだ。
スンジンの元同期で親友のミラは、広告代理店の代表のイヌと結婚したセレブ。ちょっとぶっ飛んでいるけれど少女のようにピュアで優しいミラと、ミラのよき理解者であるイヌの理想の夫婦ぶりにほっこり。
離婚後、米国で育ったムハンの娘イドゥンは、父に会うために韓国に向かう機内の中でスンジンと最悪の出会いを。裕福な母のもとで甘やかされて育ったイドゥンが、ムハンやスンジンとの出会いによって変わっていく姿にも感動。イドゥンが恋するバリスタ役で登場するイケメン新人俳優キ・ドフンにも注目!
45歳のバツイチ客室乗務員。かつては誰もが憧れる太陽のような女性だったが、ある事件をきっかけに一転。現在は借金の督促に悩まされ、枯れたような日々を送る。ついには職も失い、困窮した生活から逃れるためにムハンと恋愛しようとするが…。
1975年10月1日生まれ。アメリカの大学に在学中、モデルのオーディションに合格。韓国の大学に編入後、雑誌などでモデルとして活躍。1998年のドラマ「勝負師」で女優デビューを果たす。2005年のドラマ「私の名前はキム・サムスン」で国民的スターに。「恋はドロップキック!~覆面検事~」(15)「品位のある彼女」(17)など数々のヒット作に出演。
かつて広告界の天才と言われたコピーライターで、現在はCMプランナー。妻の浮気が原因で離婚後、穏やかにひとり暮らしを満喫する一方で孤独を感じている。潔癖症で他人と深く関わることを避けるが、スンジンにペースを乱される。
1970年10月1日生まれ。1991年にMBCタレント公開採用第20期として芸能界入り。2000年のドラマ「愛するあなた」で女子高生と恋に落ちる教師役を演じて、韓国中の女性を虜に。ソウル美大出身で、知的でソフトなイメージを持つことから“既婚者でも誘惑したい男性”のキャッチフレーズを持つ。映画『王の男』(05)やドラマ「百済の王 クンチョゴワン(近肖古王)」(10)など、多数の映画やドラマで活躍。
カフェのオーナー。スンジンの後輩ジミンと一夜の過ちで娘を宿し、スンジンと離婚。ジミンと再婚後、妻子を愛する一方でスンジンのことも心配でならず、なにかと世話を焼こうとする。そのためムハンとの恋愛にも干渉するのだが…。
1976年4月14日生まれ。ファッションモデルとして活動中、2000年の映画『寵愛』の主役に大抜擢されて俳優デビュー。デビュー当時はイケメンすぎることで役柄が限定されていたが、2006年のドラマ「ファンタスティック・カップル」で2枚目半の魅力が開花して人気俳優に。その後「オフィスの女王」(13)「オー・マイ・クムビ」(16)など数々の作品に出演。