ヒロインを演じるのは、「美男〈イケメン〉ですね」など、親しみやすいキャラクターで同性からの支持も高いパク・シネ。本作では、人との交流を苦手とし部屋にひきこもっている奇妙なキャラのヒロイン、ドンミに扮したが、彼女の心の傷を丁寧に表現し、共感を誘うキャラクターへと昇華。また、「製パン王キム・タック」など、明るく前向きなキャラクターで人気のユン・シユンが、ヒロインを外の世界に連れ出す王子様ケグムを好演。天真爛漫だが、実は自らも心に傷を持つケグムに、生き生きとした魅力を吹き込んでいる。同じ“ピュア”でもケグムとは真逆で、ドンミを陰から見守る奥手男子ジンラクには、これが除隊復帰作となるキム・ジフン。あまりの健気ぶりはちょっぴり笑えて、思わず応援したくなること必至だ。他にも、ジンラクの同居人ドンフン役のコ・ギョンピョや、日本人留学生ワタナベ役の水田航生など、魅力的なイケメン俳優たちの発掘も嬉しい。