大人気SNSツール、ティキタカの会長。大企業のトップでありながらその存在は公にされておらず、正体は謎めいている。事件の後、クム・ラヒが代表を務めるLHメディア主催で行われたイベントで、マシューの手によってかつてダミを陥れた悪人たちが済州島に集められる。彼の登場により、悪人たちはおぞましい地獄を見ることになる…。
オム・ギジュン
1976年3月23日生まれ。1995年に舞台「リチャード三世」で俳優デビュー。韓国のヒットミュージカル「三銃士」では2009年の初演から主演を務めた。舞台で活躍する一方、テレビドラマにも積極的に出演。2008年に放送された「彼らが生きる世界」では、冷徹な監督ソン・ギュホを好演しKBS演技大賞助演男優賞を受賞。その後も「ドリームハイ」(11年)や「被告人」(17年)などの人気作に出演し、近年では「ペントハウス」シリーズ(20~21年)で完璧主義であり冷酷な悪の化身、チュ・ダンテを演じた。元々悪役に定評のある彼だが、特に「ペントハウス」シリーズではその怪演ぶりが国内外で高く評価され、大きな話題となった。
ドラマ制作会社LHメディアの代表であり、パン・ダミの実の母親。幼少期にダミと生き別れになってしまい、捜し続けていたと言って養父母から娘を引き取るが、本当はドラマ制作の資金調達ため、そしてパン会長の遺産を得るためにダミを利用しようとしている。初めは娘想いの優しい母親を演じていたが、徐々にダミに対しての態度が変わっていく。自身の私利私欲のためならどんな手段も選ばない。
ファン・ジョンウム
1985年1月25日生まれ。日韓で活動したアイドルグループSugarのリーダーとしてデビュー。2004年にグループを脱退後女優に転身し、「明日に向かってハイキック」(09年)では第46百想芸術大賞のテレビ部門 女性新人演技賞を受賞する快挙を達成。翌年出演した全60話の長編ドラマ「ジャイアント」(10年)は最高視聴率40.1%の大ヒットを記録した。そして、主演を務めた「キルミー・ヒールミー」(15年)、日本でもリメイクされた「彼女はキレイだった」(15年)が国内外で大人気となり、コミカルで愛らしい彼女のヒロイン像は多くの視聴者の心を掴んだ。本作では3年ぶりのドラマ復帰にして初の悪役に挑戦。
お金のために裏切りを続ける不良の青年。母親の店の保証金を持ち逃げした過去があり、早くそのお金を返したい思いで危険な依頼を受ける。ある日、チェリーエンタのヤン代表からの依頼で、自身のボスであるカン・ギタクを陥れようとするが、約束の報酬がもらえなかった上に指名手配犯となる羽目に。復讐するため刑務所を脱獄し、ヤン代表を追うが…。
イ・ジュン
1988年2月7日生まれ。歌手RAINがプロデュースしたアイドルグループMBLAQのメンバーとして2009年にデビュー。グループとして活動しながら個人での活躍も目覚ましく、映画『ニンジャ・アサシン』(10年)ではRAINの青年期役を演じハリウッドデビューを果たす。2013年に主演を務めた『俳優は俳優だ』では過激な内容から作品が“青少年観覧禁止”に指定されるが、その怪演ぶりが高く評価され、第18回釜山国際映画祭のレッドカーペットを踏んだ。2014年にグループを脱退後、俳優としての活動を本格的にスタート。近年では「静かなる海」(21年)、「最愛の敵~王たる宿命~」(22年)に出演。
学校一番の人気者であり、韓国のトップスターになることを夢見るアイドル練習生。アメリカに住む母親からの贈り物と言ってクラスメートや担任教師に高級品をばらまき、自分の言いなりになるよう仕向けている。学校でいじめられていたダミを助けるが、実は全て自作自演でダミを利用するために近付く。隙が無く完璧に見える彼女だが、誰にも言えない大きな秘密を持っている。
イ・ユビ
1990年11月22日生まれ。2011年にドラマ「ヴァンパイア☆アイドル」でデビュー。翌年には「優しい男」(12年)に出演しソン・ジュンギ演じる主人公の妹、カン・チョコ役を好演。国民的ビジュアル兄妹として一躍話題に。その後は数々の人気作に立て続けに抜擢され、「九家の書~千年に一度の恋~」(13年)、「ピノキオ」(14年)に出演。「夜を歩く士〈ソンビ〉」(15年)ではイ・ジュンギと共演しヒロインを務め、同年のMBC演技大賞で新人賞を受賞した。近年では『偽りの隣人 ある諜報員の告白』(20年)、「ユミの細胞たち」シーズン1、2(21~22年)に出演。
優しい養父母の金銭的負担を減らすため、実母クム・ラヒ(ファン・ジョンウム)と暮らすことにしたパン・ダミ(チョン・ラエル)。恵まれた環境に喜んだのもつかの間、そこから生活が一変する。ダミは大富豪のパン会長(イ・ドクファ)の孫にあたり、ラヒは遺産狙いで娘を引き取ったのだった。そんな中、ダミは新しい学校でアイドル志望のハン・モネ(イ・ユビ)と親しくなる。しかし、モネもまた己の欲望のためにダミを利用する。モネのせいでチンピラのミン・ドヒョク(イ・ジュン)が学校で大騒ぎし、ついには芸能事務所の代表ヤン・ジンモ(ユン・ジョンフン)によってフェイクニュースの主人公に仕立てあげられる。絡み合う嘘と欲望に巻き込まれたダミは…。