アニョン警察署で麻薬捜査チームをまとめる班長。麻薬密売の凶悪犯であるオゴミ組のボスを捕まえたことで功績を称えられ、警部に昇進する。しかし昇進祝いの会食があった夜、何者かに連れ去られ3日間行方不明となってしまう。目を覚ましたときには薬物中毒にさせられ、さらにはかつての親友の行方が分からなくなっていた。真実を自分の手でつかむため、薬物中毒状態であることを誰にも明かさずに事件を捜査する。
チソン
1977年2月27日生まれ。1999年、「カイスト~天才たちの青春日記~」に出演し俳優デビュー。その後ドラマ作品で経験を積み、「華麗なる時代」(01年)で初主演を果たす。「オールイン 運命の愛」(03年)ではイ・ビョンホンと共演し、ヒロインをめぐってライバルとなるチェ・ジョンウォン役を熱演。国内外で一気に知名度を上げた。7つの人格を持つ難しい役どころを好演した「キルミー・ヒールミー」(15年)や、圧倒的なカリスマと演技力で視聴者を魅了した「被告人」(17年)、「知ってるワイフ」(18年)、「医師ヨハン」(19年)など、彼が出演する作品の多くが高視聴率を記録し、数々の代表作を生み出す。韓国ドラマ界になくてはならない存在として、長年にわたり多くのファンを魅了し続けている。
アニョン経済日報の記者。金のため、利益のためならどんな手段もいとわず数々の不正をして荒稼ぎしている。職場へ復帰できることになったある日、薬物中毒者と思われる女性が目の前で事故死するのを目撃。警察の調査を受け、新種の麻薬が出回っていると知り記事にしようとする。そんな時、高校の同級生パク・ジュンソが自殺したと連絡を受け葬儀に向かうと、チャン・ジェギョンと再会する。
チョン・ミド
1982年8月4日生まれ。「マザー~無償の愛~」(18年)へのカメオ出演でテレビドラマデビュー。元々はミュージカル女優として2006年から舞台作品に出演しており、数々の賞を受賞するほどの実力派。2020~2021年に大ヒットしたドラマ「賢い医師生活」シリーズに出演したことをきっかけに大ブレイクし、“百想芸術大賞”のテレビ部門・新人演技賞にノミネート。近年では2022年にNETFLIXで配信されたドラマ「39歳」でソン・イェジンとともにメインキャストに抜擢されるなど、テレビドラマでも大きく活躍している。
演出:キム・ムンギョ「車輪」 脚本:イ・ヒョン「検事ラプソディ~僕と彼女の愛すべき日々~」
アニョン警察署の麻薬捜査チームの刑事チャン・ジェギョン(チソン)はチームのエースとして大活躍し、署の誇りと言われるほど華々しく昇進する。その夜、疎遠になっていた友人がジェギョンの家を訪ね、20年前の出来事を謝罪して帰る。一方、ジェギョンの高校時代からの友人で、不正をしてお金を稼いでいた記者のオ・ユンジン(チョン・ミド)は、麻薬中毒の疑いのある女性が事故死するのを目撃する。そんな中、昇進祝いの飲み会の帰り、ジェギョンは何者かに拉致されて麻薬を摂取させられる。送られてきたメッセージから、家を訪れた友人が何かを知っていると思い、電話をするが連絡が取れない。その後、彼が転落死したことを知り…。