悪夢のような出来事が次々と起こる無人島。そこから生還した7人は、ある一つの事件で繋がっていた…。彼らの標的となった人物は、資産家パン会長の孫であるパン・ダミ。彼女は幼い頃に実の母親であるクム・ラヒに捨てられ、養父母のもとで暮らしていた。愛する養父母の借金返済のため、ダミはラヒと親子として暮らすことになるが、パン会長の莫大な財産を狙うラヒは、娘への愛情など持ってはいなかった。さらに、転校した先の学校ではいじめに遭う。助けてくれたハン・モネと心を通わせたかと思ったが、モネは自身が持つ秘密をダミになすりつけ、利用しようと企んでいたのだ。モネと深い関わりを持つヤン・ジンモもその企みに加わり、フェイクニュースを流す。ニュースはたちまち広まっていき、ダミは実の家族から、学校から、そして世間からも虐げられる存在となる。養父母は苦しんでいる娘を救うべく、家族一丸となって復讐を決意するが、虚しくも、ダミは不可解な中継映像とともに姿を消してしまう━。事件が解決しないまま時は過ぎていき、5年後。謎の男、マシュー・リーが運営する大企業“ティキタカ”主催の済州島旅行で、事件に関わった7人が再び同じ場所に集まる。皆が我を忘れて楽しむ中、夜のパーティーで起こった殺人事件。この日を境に、7人の運命は大きく変わっていく…。
マシュー・リーは、シム・ジュンソク（通称：K）という本当の姿を完璧に隠し、娘を失った悲劇の父親 イ・フィソに成り代わり、巨万の富と権力を得て大衆を操っていた。またパン・ダミ事件に関わったミン・ドヒョクを除く6人も、マシューの忠実なしもべとなっていた。カネと名誉を得られる代わりに奴隷のように扱われ、常に監視されていたが、その中でもクム・ラヒだけは秀でた頭脳でマシューの役に立ち、一目置かれる存在だった。マシューのもとで充実した日々を過ごしていたある日、過去に証拠隠滅のため持ち出していたハードディスクを見つける。その中には、イ・フィソ利用計画と名のついたデータとともに、ダミの死に際の映像が入っていた。恐る恐る再生したラヒは、実の娘が死を目の前にしてまでも、最低な母親だった自分のことを心配していたと知り、地獄に突き落とされたような罪悪感を覚える。強烈な罪の意識の中、命をもって償おうと考えたラヒは、Kを道連れにすべくアジトへ向かう。するとそこで、死んだはずのカン・ギタクとミン・ドヒョクが生きていることを知り、彼らに復讐の役目を託そうと考えた。娘に壮絶な苦しみをえた者たちを断罪するため、そして自らに罰を与えるため、壮大な復讐計画が始まる…。誰が敵で、誰が味方か？ どんでん返しと息をのむ展開の連続。シーズン１よりさらに過激で非情なデスゲームで、最後に生き残るのは一体誰なのか。復讐の後に待つものとは—？ 韓国全土を震撼させた続編が待望の日本上陸！
手に汗握る強烈なストーリー展開を作り上げるのは、シーズン１に続き「ペントハウス」シリーズの脚本家キム・スノク、そして監督には新たにオ・ジュニョクとオ・ソンヒを迎える。フェイクニュースやディープフェイクといった今韓国でも大きな社会問題になっている事柄を題材にし、シーズン１で大きな話題となったが、シーズン２でもあらゆる場面で現実社会のリアルな問題の数々が描かれている。目に見えているものは真実か？画面に映る正義は本物か？狂気に満ちたストーリーの中に散りばめられたメッセージは、観る者に恐怖と問題意識を与える。そして新キャラクターに、人気バンドグループCNBLUEのイ・ジョンシン演じる謎の男、ファン・チャンソンが登場。マシューが立ち上げたティキタカよりも強い影響力を持つポータルサイト セイブの代表であり、マシューを敵視している一方、モネに対しては献身的で甘い姿を見せ、彼女の復讐の手助けをする。どん底に突き落とされたモネにとって救世主と思われていたが、その真の思惑は謎に包まれている…。シーズン１で非業の死を遂げたと思われていたミン・ドヒョクの華々しい復活に、骨の髄まで悪に染まっているように見えた7人が見せる後悔、犠牲、それぞれの愛。マシューの支配に立ち向かう7人の色鮮やかな復讐劇が今、幕を開ける—！
大企業ティキタカの代表として、また最愛の娘ダミを失った父親イ・フィソとして世間から圧倒的な支持を得ているが、その正体はダミを殺した張本人“K”（シム・ジュンソク）。パン・ダミ事件に関わる6人に富と権力を与え、自分の味方につけて奴隷のように扱う。その中でもクム・ラヒへの信頼度は高く、常に側に置き、他の5人を監視させている。
1976年3月23日生まれ。1995年に舞台「リチャード三世」で俳優デビュー。テレビドラマにも積極的に出演し、2008年に放送された「彼らが生きる世界」では、冷徹な監督ソン・ギュホを好演しKBS演技大賞助演男優賞を受賞。その後も「ドリームハイ」（11年）や「被告人」（17年）などの人気作に出演し、近年では「ペントハウス」シリーズ（20～21年）で完璧主義であり冷酷な悪の化身、チュ・ダンテを演じた。元々悪役に定評のある彼だが、特に「ペントハウス」シリーズではその怪演ぶりが国内外で高く評価され、大きな話題に。
自身の欲望のため、持ち前の賢さでマシューに尽くしてきた。しかしある日、Kが撮影したダミの死に際の映像を見たことで、地獄に落ちたような衝撃を受ける。罪悪感に苛まれ、命をもって罪を償おうとするが、偶然カン・ギタクとミン・ドヒョクが生きていることを知る。ラヒは彼らの影の共闘者として、ダミを陥れた者たちへの復讐を誓う。
1985年1月25日生まれ。アイドルグループSugarのリーダーとして2002年にデビュー。2004年にグループを脱退後女優に転身し、「明日に向かってハイキック」（09年）では第46百想芸術大賞のテレビ部門 女性新人演技賞を受賞する快挙を達成。主演を務めた「キルミー・ヒールミー」（15年）、日本でもリメイクされた「彼女はキレイだった」（15年）が国内外で大人気となり、コミカルで愛らしい彼女のヒロイン像は多くの視聴者の心を掴んだ。「7人の脱出」シーズン１（23年）では、3年ぶりのドラマ復帰にして初の悪役に挑戦。
マシューに撃たれ昏睡状態だったが、カン・ギタクの助けで奇跡的に生き延びる。イ・フィソが遺したルカのデータを武器にティキタカに立ち向かうなかで、突如現れたメドゥーサという人物から情報提供を受ける。敵か味方か分からないメドゥーサの存在を不審に思いながらも、家族を殺された復讐のため、ダミへの償いのためにＫに立ち向かう。
1988年2月7日生まれ。歌手RAINがプロデュースしたアイドルグループMBLAQのメンバーとして2009年にデビュー。グループとして活動しながら個人での活躍も目覚ましく、映画『ニンジャ・アサシン』（10年）ではRAINの青年期役を演じハリウッドデビューを果たす。2014年にグループを脱退後、俳優としての活動を本格的にスタート。近年では「静かなる海」（21年）、「最愛の敵～王たる宿命～」（22年）に出演。
芸能界のトップに上り詰めるも、常にクム・ラヒとマシューに監視される日々を送っていた。そんな中、セイブの代表ファン・チャンソンと出会い、彼に自分の本当の姿を打ち明ける。そしてモネにとって地獄の苦しみを味わうことになったある日、全てを受け入れてくれたチャンソンを頼り、クム・ラヒへの復讐を決意する。
1990年11月22日生まれ。2011年にドラマ「ヴァンパイア☆アイドル」でデビュー。翌年には「優しい男」（12年）に出演しソン・ジュンギ演じる主人公の妹、カン・チョコ役を好演。人気作に立て続けに抜擢され、「九家の書～千年に一度の恋～」（13年）、「ピノキオ」（14年）に出演。「夜を歩く士〈ゾンビ〉」（15年）では、同年のMBC演技大賞で新人賞を受賞した。近年では「ユミの細胞たち」シーズン1、2（21～22年）に出演。
ティキタカのライバル企業であるセイブの代表。ティキタカを上回る影響力を持ち、マシューにとっては目障りな存在。気に入った相手以外は連絡すら受け付けないが、ある日偶然モネと出会い、セイブの広告塔にならないかと提案する。自身の過去を打ち明けたモネを受け入れ、彼女に対して献身的な姿を見せるが…。
1991年9月15日生まれ。2010年に人気バンドCNBLUEのメンバーとしてデビュー。バンドの枠に囚われない音楽性が話題となり、数々のヒット曲をリリース。アーティストとしてだけでなく俳優としても精力的に活動し、「いとしのソヨン」（12年）でドラマ初出演。その後、「シンデレラと4人の騎士〈ナイト〉」（16年）など人気作に出演した。近年では「流れ星」（22年）でヒロインに一途でストレートな弁護士、ト・スヒョク役を好演。
奇跡的に生き延びたミン・ドヒョク（イ・ジュン）は、イ・フィソの遺品を武器にカン・ギタク（ユン・テヨン）と共に、マシュー・リー（オム・ギジュン）への復讐に立ち上がる。一方、パン・ダミ事件に関係していた6人は、カネで操られる奴隷に成り下がっていた。しかし、クム・ラヒ（ファン・ジョンウム）だけは男のブレーンとして充実した日々を過ごしていた。しかし、そんなラヒも娘の死に際を撮った動画を見たことで、地獄へ突き落されたような罪の意識を覚える。自らも罪を償おうと考えるが、偶然にもドヒョクたちが生きていたことに気づく。ラヒは、娘を陥れた全ての者に復讐することを誓い、手始めにハン・モネ（イ・ユビ）を標的に定める。
