強い霊力を持つヨリは幼い頃より悪神カンチョリに付きまとわれていた。ある日、故郷を離れて久しい初恋の人ユン・ガプが検書官(コムソグァン)となってヨリの前に現れる。ヨリはガプと漢陽へ旅立つが、山中でガプが何者かに殺されてカンチョリがその体に乗り移ってしまう。恋しい人の体からカンチョリを追い出すためにガプの魂を捜すヨリは、王宮に悪鬼が潜むことを知る。ヨリは悪鬼と戦う中、憎んでいたはずのカンチョリにだんだん心ひかれていく。
 
			




一流の巫堂の力を受け継ぐ少女ヨリは、幼いころから悪神カンチョリに付きまとわれ、そのせいで唯一の家族である祖母を失い、周囲の人間からも疎まれ孤独に生きてきた。そんな彼女に唯一寄り添ってくれたのは、幼馴染のユン・ガプ。「お前は悪くない」その言葉に救われ、ヨリは生きていくことができたのだった。13年後二人は再会するが、ユン・ガプが何者かに襲われ命を落とし、あろうことかその体にカンチョリが憑依してしまう。愛する人と、憎み続けてきた悪神。同じ姿で交差する二人を前に、ヨリの心は揺れ動く。はじめは「ガプ様の体を守るため」と仕方なく共に過ごすが、やがて気づくことになる。カンチョリが13年もの間、そばで見守っていたことに。一方のカンチョリも、ヨリと過ごす時だけ高鳴る胸や、触れたいと思う気持ちなど、人間の感情に戸惑いながらもヨリに惹かれている自分を知るのだった。反発し合いながらも少しずつ距離を縮める二人の姿は、もどかしくも愛らしく胸キュン必至! やがて、ユン・ガプの魂が王宮を呪う鬼に囚われていることを知ったヨリは、鬼と戦うことを決意する。しかし、ユン・ガプの魂を取り戻すことは、すなわちカンチョリとの別れを意味していた…。初恋の彼と、憎き悪神、“奇妙な三角関係”の果てに待つ恋の行方とは―!?


「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」で人気を博したユク・ソンジェが本作で挑むのは、一人二役。王に仕える真面目な検書官でヒロインの初恋相手ユン・ガプと、その体に憑依した口も態度も悪いクセ強な悪神カンチョリという正反対のキャラクター。同じ見た目ながら、表情や仕草、声色に至るまで別人に見せる表現力は圧巻。人が持つ五感や社会の秩序に触れ、人間らしさを帯びていくカンチョリの様子が、ユク・ソンジェのユーモラスな演技によって“憎めない悪神”として魅力たっぷりに描かれている。ユン・ガプとカンチョリの間で翻弄されるヒロイン、ヨリを演じるのは「二十五、二十一」「朝鮮弁護士カン・ハンス 誓いの法典」で注目を浴びたキム・ジヨン。初恋の相手を想いながらも、憎んできた悪神に惹かれていく複雑な感情を繊細に表現する一方、鬼と対峙するシーンでは恐怖に屈さない芯の強さも見せ、幅広い演技力で観る者を魅了。同い年の二人が見せる、息ぴったりなケミにも期待が高まる!若き王イ・ジョンを「悪の花」で存在感を放ったキム・ジフンが熱演。王としての威厳ある姿はもちろん、家族を想う夫・父としての顔、過去の出来事に苦悩する姿、カンチョリとのおちゃめな掛け合い。さらに鬼に憑依された際の狂気に満ちた表情まで、王が秘めた覚悟や葛藤を見事に表現し、ただならぬオーラで物語に説得力と深みを与えている。


「哲仁王后(チョルインワンフ)~俺がクイーン!?~」「花郎〈ファラン〉」を手掛けたヒットメーカー、ユン・ソンシクと、「王の顔」の脚本家ユン・スジョンが10年ぶりにタッグを組んだ話題作がついに上陸!話題性、映像美、そして壮大な世界観と三拍子そろい、“週末の覇者”と称されるほどの人気を獲得。全話を通して同時間帯視聴率1位を記録し、視聴者の心を掴んだ。その大きな魅力のひとつが、緊張感とユーモアが絶妙に交わるストーリー展開。王宮を呪う鬼と対峙という重厚な題材に、ロマンスのときめきやコメディの軽快さが加わることで、作品全体にメリハリが生まれ、最後の瞬間まで目が離せない! 背筋が凍るような鬼神の存在感、思わず笑みがこぼれる掛け合い、そして胸を締めつける恋模様―。異なる要素が一つの作品の中で見事に融合している。さらに、朝鮮王朝の世界観を徹底的に再現した美術セットや衣装の完成度の高さも必見! 宮廷の荘厳さから村の素朴さ、そして妖しく漂う異界の空気までが丹念に作り込まれ、圧倒的な没入感を生み出す。映像、演出、ストーリー、そのすべてにこだわり、ジャンルの枠を超えて完成した新時代のファンタジー時代劇。一度観れば、誰もがその世界観に圧倒され引き込まれること間違いなし!







王に仕える検書官。庶子の身ながら、真面目で誠実な仕事ぶりから王の厚い信頼を得ている。幼なじみのヨリと再会し、王の眼鏡を作らせるという名目で漢陽へ同行を願う。しかし道中、何者かに襲われ命を落とし、その肉体は悪神カンチョリに乗っ取られてしまう。

悪神大蛇。千年の修行を経て龍となり天へ昇ろうとしたが、人の子の目に姿を映され、大蛇へと堕ちてしまった。その屈辱から人間を深く憎む。並外れた霊力を持つ少女ヨリに出会い、彼女の力を利用して再び昇天するため、執拗に付きまとう。
1995年5月2日生まれ。2012年にBTOBのメンバーとしてデビュー。翌年「モンスター~私だけのラブスター~」(13年)でドラマ出演を果たすと、「恋するジェネレーション」(15年)でトリプル主演を務めた。日本でも大ヒットした「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」(16-17年)では主人公の家臣の子孫ユ・ドクファ役を魅力たっぷりに演じ注目を集める。近年では、「ゴールデンスプーン」(22年)で主役のイ・スンチョンに抜擢。これまでの柔らか雰囲気の役柄から一転、欲深く野心的なキャラクターを迫力満点に演じ切り、高い演技力が評価された。


眼鏡職人。祖母は巫堂ノプトクで、自身も強い霊力を持つ。十三年前、突如現れたカンチョリに付きまとわれたことで唯一の家族である祖母を失い、村人からは災いの種として虐げられて育った。そんな彼女に優しく接してくれたのがユン・ガプであり、秘かに想いを寄せ続けている。再会したガプの体に憎んできたカンチョリが宿ったことで戸惑いながらも、共に悪鬼と立ち向かっていく中で…。
1995年8月19日生まれ。2016年アイドルグループ、宇宙少女のメンバー・ボナとしてデビュー。「最高の一発〜時空(とき)を超えて〜」(17年)でドラマデビューすると、同年「キミに猛ダッシュ~恋のゆくえは?~」で主演に抜擢される。「二十五、二十一」(22年)では主人公のライバルであるフェンシング部の学生を好演。その愛らしさで視聴者の心を掴んだ。2023年に出演した「朝鮮弁護士カン・ハンス 誓いの法典」では初の時代劇に挑戦。復讐のために身分を捨てる難しい役どころを見事に演じ切り話題を呼んだ。


国を治める若き王。思い描く国を築くため大胆な改革を進めようとしている。完璧主義者で気難しく政敵と相対しても毅然と立ち振る舞うが、共に苦労を乗り越えてきた王妃のこととなると冷静ではいられなくなる一面も。父である先王の最期をめぐり人知れず秘密を抱えている。
1981年5月9日生まれ。2002年「Loving You」で俳優デビュー。「ヨメ全盛時代」(07-08年)では、代々続く豚足店の長男をコミカルに演じKBS演技大賞新人賞を受賞。「星をとって」(10年)、「となりの美男〈イケメン〉」(13年)など話題作に続けて出演、「私はチャン・ボリ!」(14年)では主演を務め大きな注目を集めた。エリートな役柄が多かったが、2019年に出演した「バベル〜愛と復讐の螺旋(らせん)〜」ではそのイメージを一新、冷淡な役を怪演。「悪の花」(20年)では、物語の鍵を握る重要な役どころを演じ、百想芸術大賞、助演賞を受賞した。



	強い霊力を持つヨリは幼い頃より悪神カンチョリに付きまとわれていた。ある日、故郷を離れて久しい初恋の人ユン・ガプが検書官(コムソグァン)となってヨリの前に現れる。ヨリはガプと漢陽へ旅立つが、山中でガプが何者かに殺されてカンチョリがその体に乗り移ってしまう。恋しい人の体からカンチョリを追い出すためにガプの魂を捜すヨリは、王宮に悪鬼が潜むことを知る。ヨリは悪鬼と戦う中、憎んでいたはずのカンチョリにだんだん心ひかれていく。
	













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